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1266作目は非常に面白かった心霊ドキュメンタリー風映画を・・・。
『心霊玉手匣』
2014年作品。
長きにわたって人気を誇るホラーシリーズ『ほんとにあった!呪いのビデオ』を手掛けてきた岩澤宏樹。
そんな彼が挑む新シリーズがついに登場。
-感想-
①掲示板
先輩とコンビニに行くと掲示板に写真が貼ってありましたが顔の部分が削られていました。
その掲示板の横から何者かの顔が映り込んでいました。
顔が覗いているのは分かりますがとても小さい姿なので怖さはありませんでした。
②激突
投稿者と彼氏がデートしている映像で撮影していた彼氏が何かにぶつかり倒れてしまいます。
倒れたときにこちら側を見る石像みたいな何者かが映り込んでいます。
まさに話の通りに本当に石像という感じで怖さはありませんでした。
③霊がいるか調べる方法
投稿者の弟が無断欠勤していると会社に連絡があり投稿者は様子を見ると誰もいません。
携帯電話も壊れていましたがマイクロSDカードに投稿映像が入っていたそうです。
映像は弟が幽霊がいるかどうか調べる方法と言う儀式を実施している物でした。
儀式が終わる頃に男性の背後に迫る何者かの姿が映り込みます。
映像は大したことは無いんですがこの紹介されている儀式は実行したくなりました。
④八百比丘尼
実は1~3の映像自体同じ地域でそこに出ていた人はいずれも死ぬか行方不明になっています。
倉庫から古い雑誌が出ていてそこに出ていた体験談に歳を取らない女の話が出ていました。
発見した投稿者は実は同じ体験しており八百比丘尼じゃないかという感じでした。
投稿者達は仲間2人を引き連れその女を尾行するといわく付きのアパートに入っていきます。
3人も建物に入りその時に別の若い女性とすれ違いそのあと3人は開いている部屋に入ります。
中では異臭と儀式の跡があり窓の外にいた女性が突然中に現れ迫ってきます。
映像自体暗視モードになっているので女の様子や瞬間移動の部分もわかりにくかったです。
映像後に廃アパートが壊されますが3人のうちの1人が女を見てから失踪してしまったそうです。
今度は古い雑誌で体験談を投稿している人に連絡を取ると体験後に失踪してしまったようです。
3の映像の投稿映像と近い時間に撮られた写真に弟と一緒に映る女性の姿が映っていました。
同僚の話を聞くとその女性はデートサービスの女性で弟はかなり気に入っていたようです。
⑤ボイストレーニング
今度は女性の同僚の投稿者にに話を聞くとどうやら霊能力があったらしいです。
投稿映像はボイストレーニングの様子の映像でトレーニング中に叫び声が聞こえてきます。
様子を見で部屋が無人になったときにカメラが勝手に倒れ顔らしき物が映り込みます。
映像は叫び声に聞こえないし霊の様子もよく分かりませんでした。
映像後に霊に取り憑かれたようで女性に相談すると除霊をしてもらったみたいです。
⑥接触
ADに無理矢理潜入捜査で女性を指名させられますがいざとなるとADはノリノリでした。
会い続けるうちに5回目でプライベートで会おうと女性に誘われます。
その時の映像でノイズが走り数回ほど顔のようなものが現れます。
映像自体はノイズの感じは上手でしたが肝心の霊は怖さがあまりありませんでした。
ADが上司に報告したあとAD自身に渡されたお守りは上司に取られてしまいます。
ADが女性にプライベートで会うと悩みを打ち明けられ遠くに行きたいと温泉に誘われます。
⑦黄泉戸喫
遅れて報告があった後に今度は4の投稿者からスタッフに助けを求めてきます。
どうやら4で尾行した女が夢に出てきて黒いゴミのような物を食べされられそうになりました。
その黒いゴミは黄泉戸喫と言うあの世の物で口にすると死んでしまうそうです。
寝るのが怖くて先輩に助けを求め一緒にいた時の映像で夜中に突然ドアを叩く音が響きます。
そこから聞こえる声は失踪した友人の声が聞こえて来たので外を覗いてみます。
そこにはこちらを覗く何物かの姿が映り込んでいます。
霊のビジュアルは何か絵っぽくって怖さは一切感じませんでした。
⑧7人
投稿者からの助けに応じてスタッフ達はカメラを仕掛け近くで張り込みを開始します。
一方ADの方は良心の呵責に耐えかねて潜入取材を白状すると女性も本性を現します。
乱暴な感じで真相を話しADを誘い出した理由も迫る女の霊から遠ざける為でした。
一方スタッフの方は目の前に女の霊が現れたので追跡していきます。
7人犠牲者が出るという事でADが危険を連絡しますがそこで投稿者の部屋の映像が消えます。
スタッフが投稿者の部屋に行くとスタッフははじき飛ばされ投稿者が連れ去られてしまいます。
岩澤さんが投稿者と女が車に乗り込む様子を発見してスタッフ達は車で追跡していきます。
追いつき上から落ちてきた投稿者を救い出しますが貝のように心を閉ざしてしまいました。
スタッフが助かったのはお守りのおかげのようで最後は女性がカメラに悪態をついてエンドです。
いろいろ突っ込みどころ満載でしたがそれを考えてもかなり面白かったと思います。
監督は岩澤さんで呪いのビデオ卒業の仕事のようですが見て良かったという感じです。
特に呪いのビデオの内容は踏襲しておらず呪いのビデオファンは肩すかしを食らうでしょう。
次回作はもう来月に出るようだしこの作品も今から楽しみですね。
ジャンル的に心霊ドキュメンタリー風の映画という感じでコワすぎと同じジャンルですかね?
正直映像的には大したことは無いんですが寸劇重視なのでその辺は問題なかったです。
登場人物はかなり露骨なぐらい個性丸出しでその辺は回を重ねて生かして欲しいですね。
構成は各エピソードが一つに繫がると言う物でこの辺は自分は結構好きですね。
だから余計に自分の評価は甘くなりますがそれでも下手な邦画よりは楽しめますね。
そんな感じで結構楽しめるので投稿物好きな興味のある人に見ていただきたいですね。 |
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