本帖最后由 我是夏雯静 于 2015-4-10 17:13 编辑
其实在看这部剧场版之前,最好先行观赏《放送禁止》系列的TV版。TV版共六话,在日本电视台的深夜档不定期播放,而这部剧场版正是与TV版的第六话紧密相联的。
于是还是先大概介绍一下TV版的情况,本系列作品整体风格,非常像是普通的日式纪录片(有些镜头的处理非常糟糕但真实感十足),问题就在于,导演利用了纪录片真实纪录的特性,将一些观众注意不到的线索埋在了纪录的过程中,直到最后真相揭开的一刻才让人有种醍醐灌顶之感。
(以下评论含有严重剧透泄底,请确认在看过影片之后再展开观看)
1.关于复仇
整起事件都是由当年的神野留麻烧死案引发的。
在影片开头跳楼自杀的男老师,是当年神野的班主任。(可对比男老师绯闻大字报上的照片,和神野事件发生和校领导和媒体见面时的画面)
古茂田俊作是当时的采访记者,助长和捏造了当时的欺负事件。
内田贵子是欺负集团的成员(校花)。
深町和彦则是欺负集团的带头人。
2.シエロ和七川ノラム(七川野良)
シエロ=江口,七川ノラム竖过来看就是カミノルマ(神野留麻)。宋野真津在面馆里提到“你还不知道她是谁吗?请好好看报纸”,主角只发现了江口的名字,但没留意网站同时暗示了神野。
那么,野面女到底是谁?仔细观察我们可以发现,假面女其实有两人,一个胸非常平,一个胸比较大,胸平的先称为假面女A,胸大的为假面女B。经常出现在大家面前的是A,而B只在宋野家出现过。
根据与第六话对比鞋子,我们可以发现,宋野真津的鞋子,和假面女A的鞋子是一样的(白色露脚趾那双)。而假面女B也出现多次,最明显的即时后面扮演深町女友的角色。同时在主角约宋野在面馆吃饭时,坐在真津身后的女人也很像她,在真津离开后,这个女人还点了“替え玉”(这个词在这里应该是个双关意:一方面是指吃完一碗面后再加点面的点法,另一方面则有替身的意思),应该她就是假面女B中吧。这么看来,最后假面女A和深町女友的对视好像别有意味。同时DVD特典里接受采访的人应该也是她。
3.神野留麻与江口来实
同级生兼青梅竹马。对比之前古茂天所拍摄的影像可得知:
神野留麻是穿白袜子的,江口来实则穿黑袜子。结合最后复原的影像,可以看出倒下的人是江口,逃出的人是神野。也就是说新闻报道将两人的名字搞混了。(可能是因为面部烧伤等原因)
但更奇怪的是,在电视台上字幕的时候,给江口来实上了几次“江口来美”。照理说电影应该不能犯这种错误,于是便有了“双胞胎说”。(支持双胞胎说的一个重要论调是,当时采访了该班的三位同学,分别是F同学,T同学,W同学,F=日文双子的首字母音(FUTAKO),T=TWIN,W=DOUBLE,这三位同学的名字都在暗示来美和来实是双胞胎。)在这里我们先不深究这个,继续往后看。
4.神野光留
最后发现主角(一直在拍摄的男人)即神野光留,神野留麻之兄。他应该是从老师跳楼起发现此案与妹妹有关,开始进行调查的。而假面女A一见到他就说“你在拍吧”。有可能是知道哥哥在电视台工作的缘故。
5.委托人的姓名
文字游戏。
・ミルク派の男子 → しんだのはくるみ (死んだのは来実)(死去的是来实)
・丸いな遺伝子 → しんでいないるま (死んでいない留麻)(留麻没死)
・村の初孫 → ごまつはのらむ (ご真津はノラム)(真津是野良)
关于最后一个,还有一说是“误真津はノラム”,难道真津又不是ノラム了吗?这个好像大家还都比较迷茫,先放到一边吧。
6.全面考据
影片最后一个场景发人深醒。假面女A被刺后,神野光留扑上去,大惊失色,这时他看到的应该是宋野真津的脸(很多人在对比了最后的镜头和第六话真津受伤的镜头后认为这个说法无误),妹妹在烧伤后脸部毁容进行了整形手术,所以哥哥认不出她是很正常的。而她戴的项链也佐证她是留麻。所以现在可以得出假面女A=神野留麻=宋野真纪的结论了。
基本上日本网友的猜测大概就是这个样子了。
好像最后剩下的比较大的问题是,假面女B是谁?我想如果双子说成立的话,是没被烧死的那个双子之一?
以上内容多参考于以下网站:
http://coolway.air-nifty.com/unicorn/2009/05/post-ce8f.html
另外此处配图较多,能更好的说明问题,有兴趣的可移步一观嗯。
内容简介 · · · · · ·
完全保存版!!
メディアから消えた闇の封印作品、ついに解禁!!
・決して再放送されない封印ドラマの真相
~ギ●ト、はいす●ーる落書、フ●ドファイト・・・
・【タブーだらけ】放送禁止50年史
~都合により番組を変更してお送りしておりますって何があったの??
・極道が記者会見した時代・・・裏歴史的一枚の写真
・【TV封印史】ヤクザVSメディア~共存共栄だった、あの時代
かつて組織自らが機関誌まで発行していた。世間においても決してタブーではなかった。
・【封印映像特集】ブラックワイドショー鬼畜伝説
大衆の欲望を体現?それとも単なる暴走だったの?
【タブーを破った】伝説のバラエティ番組/ワイドショーとは何か?/【狂気の天才ディレクター】テリー伊藤研究所
【裏歴史列伝】抹殺された小人プロレス/永遠に【在日】は芸能界のタブーなのか/幻の放送禁止映画
【放送禁止の代名詞】渡辺文樹とは何者か?/消えたCM/【飛ぶに飛べない】ウ●トラマンの苦悩/封印アニメ最前線/封印漫画の謎
スポンサータブーの系譜/放送禁止芸能人伝説/日本猥褻闘争史
・・・他
「尼崎連続変死事件」は、その残虐性とともに、まるで全容が見えない不可解さで、多くの人びとの注目を集めた。事件に関わる容疑で逮捕されたのは8人、事件に関連して死亡したとみられる被害者は10人以上の大惨事だ。この事件の首謀者である角田美代子は、2012年12月に留置所で首を吊り自殺。事件の真相は闇に包まれた。
この事件を解き明かそうとする一冊が、ルポライター・小野一光による『家族喰い――尼崎連続変死事件の真相』(太田出版)だ。事件に関係する人物たちが、複雑怪奇に絡み合ったこの連続変死事件。さながら中上健次か、それともガルシア・マルケスの小説かというような入り組んだ関係図だ。本書では、丹念に現場を取材し、人々の証言をかき集めることで、関係図を丁寧に解きほぐしながら、その「真相」に迫っていく。
美代子をはじめ、内縁の夫・鄭頼太郎や、戸籍上の長男・角田優太郎、義理の妹・角田三枝子らによって構成された「角田ファミリー」の残忍極まりない手口は、報道によって広く明らかになった。借金やいさかいなどの些細なトラブルの種を見つけると、家族や親族たちに踏み込み、恫喝し、軟禁し、徹底的に金を巻き上げていく。美代子たちは彼らに、何時間にも及ぶ「家族会議」を開かせ、親族間で暴行を加えさせる。被害者たちが警察に訴えたところで、家族間の暴力は「民事不介入」として立ち入ることができない。平和な日常を過ごしていた一家は、美代子の存在によって、地獄に突き落とされ、ついには親族内の殺人にまで発展していく……。
この手口を評して、小野はこう書いている。
この事件を追っていく過程で、著者の小野が見たものは、「家族」という共同体に対する角田美代子の特別な視線だ。
「今回のことは、全部お母ちゃんが悪いから、責任を取る」という遺書を残して美代子は自殺した。ちょうどその頃、美代子の戸籍上の妹であり、彼女を右腕として支えてきた三枝子が自供を開始する。事件が発覚したことではなく「信じていた家族」に裏切られたことが、美代子自殺の引き金になったと小野は考える。
「角田ファミリー」を構成する人間に、血のつながりはなく、あくまでも彼らは擬似家族にすぎない。美代子は、ファミリーに対して血のつながり以上に深い「家族」の姿を求めた。そして、それが血縁以上に強いものであることを示すためであるかのように、ほかの家族を瓦解させていく。拘置所で同房になった女性は、「ファミリー」を失った美代子の姿をこう証言する。
「オカン(美代子)は横柄でわがままなんですけど、寂しがり屋でもあるんです。急に私の手を握ってきて、私が外そうとすると『いやっ。ギュッとしかえして』と言ったり、喫煙所から部屋に帰るときに、私が『オカン、先に出て』って言うと、『そんな寂しいこと、先行ってなんか言わんといて』と、小さな声で訴えてました」
では、どうして美代子は、ほかの家族を奪ってまで、この擬似家族を必要としたのか? それは、尼崎という街で生き抜いていくための知恵であったかもしれないし、親の愛情に飢えた幼少期の反動なのかもしれない。いずれにしろ、当人が死んでしまった以上、それらは臆測の域を出ることはない。
美代子は死に、大勢の関係者は捕まった。しかし、小野の取材によれば、まだ美代子の周辺には行方不明者が少なくなく、今後も新たな事件が発覚する可能性も考えられる。
事件報道が一段落した尼崎のスナックで、小野は旧知のママからこう語られた。「角田ファミリーだけおらんようになったからって、なんも変わらんのやって。仲間だって残っとるし、同じようなんはなんぼでもおるんやから……」。一時の盛り上がりがなかったかのように、すっかりと報道は沈静化した。しかし、「同じようなもん」たちは、まだ尼崎に存在し続けている。
(文=萩原雄太[かもめマシーン])
●おの・かずみつ
1966年生。福岡県北九州市出身。雑誌編集者、雑誌記者を経てフリーライターに。「戦場から風俗まで」をテーマに北九州監禁殺人事件、アフガニスタン内戦、東日本大震災などを取材し、週刊誌や月刊誌を中心に執筆。尼崎連続変死事件では100日以上にわたり現地に滞在し取材。著作に『完全犯罪捜査マニュアル』(太田出版)、『東京二重生活』(集英社)、『風俗ライター、戦場へ行く』(講談社文庫)、『灼熱のイラク戦場日記』(講談社電子文庫)など。
「たしかに、すべては美代子が元凶だ。彼女さえ関わらなければ、なにも凶事は起きていない。しかし、真に厄介なのは、美代子は媒介だということだ。彼女の存在によって、社会の、個人の、そのなかに潜む悪の部分があぶり出され、被害者にまとめて降りかかってくるのだ」
美代子の振る舞いによって、人々の悪や暴力が徹底的にむき出しにされていく。恫喝し、追い込み、不眠不休の家族会議を開催させることで、人々の理性はあっけなく崩されていく。彼女は人を殺さない。殺すように追い込むだけなのだ。
では、この美代子とは、いったいどのような人物なのか?
左官職人の手配師であった父と、「新地」と呼ばれる非公然売春地域に務める母の間に生まれた美代子。中学校にはろくに出席せず夜遊びで補導を繰り返し、少年院にも入れられている。中学時代の担任を務めた元教師は「とにかく月岡(注:角田美代子の旧姓)には親の愛情が足りへんかった。それは間違いない。あの子は親の愛情に恵まれんかった子なんや」と振り返る。そして、高校を1カ月で退学すると、美代子は「よくある不良少女」の枠にとどまらなくなっていく。実の親から仕事場として紹介された売春街を渡り歩き、19歳にして、少女に売春を斡旋した容疑で逮捕。その後もスナックの営業や売春斡旋、恐喝行為などを主な収入源としながら尼崎の地で生きのびていく。そして、彼女が家族の問題に介入し、金銭をむしりとるようになったのは1998年、50歳の頃だった。 |